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池上惇(京都大学名誉教授/文化政策まちづくり大学院大学設立準備室室長)によるコラムです。
できるだけ毎日の更新を目指しております。
皆様からのテーマのご希望も受け付けております。
ご希望の方はご連絡下さい。
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池上惇 │ 私の教育人生 第36部 5 「新しい公共とメディア」(2/25/'10)
今日の話題  2010年2月25日
池上 惇

━━第36部━日本型経営とは━━━━━━
私の教育人生 5 新しい公共とメディア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


世の中には、広告というものが氾濫している。
企業は、営利事業だから、広告宣伝で、私的な利益を追求する、という
常識があるからであろう。
しかし、前回紹介したように、公共活動としての教育に関わる企業人
が登場し始めると、この公共性をいかにして実現し、公共の広場を
広げて、ひとびとの対話や‘つながり’や‘ひろがり’をひろげて
ゆくのか。その内容が問われることになる。

経済人の先生から、ある地域の福井の「かまぼこ」屋さんの体験学習
による事業基盤拡充のお話をお伺いした。
この視点は、注目である。
これは、体験学習情報を広告でなく、「公共情報」として広報する構想
へとつながらないか。
よいものができれば、各地の学習、教育、さらには、観光を通じての
学習や訪問の参考書として通用してゆくだろう。
非営利の出版事業か。

ここでの報道は、各地の創造型経営によって創意工夫、手仕事、職人技
を加えた仕事の工程が生まれ、製品やサービスの魅力を高めると共に、
「仕事の工程」そのもののもつ「人間発達の魅力」を生み出す。
この工程を公共情報として発信するのはどうか。
さらには、製品やサービスの魅力と、「仕事の工程」そのもののもつ
「人間発達の魅力」と結合し、独自の企業文化として、ネット、映像、
メディアなどを通じて発信する。
芸術性、デザイン性、文章表現を重視。
質の高いタウン情報誌的な性格を持たせる。
格の高い志を感じさせて、しかも、庶民的、エリート紹介でなくて、
庶民の高潔な生き方を、生活文化的な雰囲気で、というのがよい。
さらに、企業文化の土壌となった、地域固有の景観や人情、「文化に
よる‘まちづくり’」の魅力などを加えて、「企業文化情報と地域文化
情報を一体化したメディア」を公共情報(広告からの脱皮)として
生産し、配給してみたい。
このメディアを各地で、「自分の地元からの‘企業文化情報と地域文化
情報を一体化したメディア’」と、比較し、照合し、学習する機会を
創り出すこと、読書会を開くことにも興味がある。
各地に「塾」をつくり、文化政策大学院大学と連携した「地元学」研究
教育の持続的な発展を知識基盤とすることが望ましいのではないか。
その上で、学習の成果を各地にフィードバックしながら、各地を訪問
して、体験学習を行う‘人流’を生みだし、各地の交流人口と定住人口
の総和を視野に入れた経営戦略を構想する。

各地の生産現場は、この構想を通じて顧客の要望などを踏まえた、創造
的アイディアや職人技を基軸に、研究開発を行う。
これによって「仕事の工程」そのもののもつ「人間発達の魅力」を高める。
製品やサービスの生産、流通、販売、消費などの過程を、「魅力の発信、
公共メディアによる広報、交流、学習、訪問、体験」などの広い視野
から把握する。
この結果、各企業は、研究開発だけでなくて、流通の改善、消費におけ
る享受能力の発達、生活文化教育、など、広い範囲にわたる「創造性」
「創意工夫」「職人技」などを、川上から川下まで、一貫して視野に
入れ、永続的な経営の発展を目指すことが出来る。

この編集の過程で、この盛和塾公報掲載の情報だけでなく、各社、各
地域ごとに、時間と空間の変化を克明に記録できるので、各社の年報
づくり、社史形成に貢献でき、貴重な日本経営史の学術情報が蓄積
できる。
その成果は、各社の研修や大学院大学の研究指導に活用できるだろう。
これは、夢か。

****************************

いつも、ブログをご愛読いただき有難う御座います。
私は今、文化政策大学院の設立に全力を挙げていますが、読者の皆様
にも、御関心をお持ちの各位に、と、いうことですが、ご賛同のお願
いを申し上げたく、お願いを掲載いたしました。
ご賛同の折には、ダウンロードの上、ご署名、ご郵送をお願い申し上
げます。
このご署名のお願いは、申請のために必要というきっかけではござい
ますが、本音としましては、申請という当面のことよりも、長い目で
見て、地元学研究のネットワークを広げ、多くの各位と、学術情報を
共有することを希望しております。
したがいまして、申請にはつかってくれるな、と、ご希望の向きには、
学術研究交流の目的以外には、ご住所など、使用いたしません。
申請への使用は遠慮するとのご希望の折は、そのむね、お書き添え
下さいますように。

*****************************

各位へのお願い            2010年2月7日
  文化政策・まちづくり大学院大学設立準備委員会代表者 池上 惇(京都大学名誉教授)
謹啓
 
 光の春の季節、おかわりございませんか。
 各位のご理解を得まして、文化政策大学院大学は、この3月末申請、2011年3月、開学を目ざして順調に準備を進めております。
 このたび、申請の経験者から、従来の事例では、「貴学(今回の申請は文化政策大学院大学)の設立の趣旨に賛同し、開学に際しては、知人等に、受験を推奨するとの、同意書」を、出来るだけ多く集め、提出するのがよいとの御助言をいただきました。
 私と致しましては、確かに必要なことと納得し、今後、ご理解を頂いております知人や、経営人などに、下記の同意書に、ご署名をお願いし、申請の際、文部科学省に提示させていただきたく、お差し支えなければ、何卒、ご賛同、ご協力のご署名を賜りますようお願い申し上げます。
              
                               謹白

同 意 書          2010年 月 日

 文化政策大学院大学の設立にあたって、その趣旨に賛同し、認可の場合には、入学を推奨して、貴学の発展に協力することに同意します。
 文化政策は、社会並びに各地に固有の文化資源を活かし、市民や経営人が主体となって国土、あるいは、当該地域の、ふるさと教育をはじめ、環境、福祉、産業などの総合的振興を図る構想である。
 この構想を社会人が通信制で学修することによって、各地で、貴重な文化資源を現代に活かす、市民の弛まざる努力が支えられ、これを通じて、景観、コミュニティ再生、産業振興、福祉文化等の創造的な発展が実現されることを期待する。
 また、認可後、各地の地元学研究に貢献しつつ、研究ネットワークが失業中の入学希望者等の経済状況にも配慮して、必要なとき、授業料等の分担を全国に呼びかけること、さらに、卒業生等が学位を得て地元大学等の教授となり、地元学の塾を開いて、次世代教育の場を拓き、大学院大学と連携して、地域再生を推進されるよう一層の努力を望みたい。

文化政策・まちづくり大学院大学設立準備委員会代表者  池上 惇 殿
       〒       住所
       職名または元職肩書
氏名                 サインまたは印鑑
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